協会の事業

日本人形劇人協会は、人形劇を職業とする専門人形劇人の組織です。

1967年3月、68人の人形劇人が集い、

初代会長/桐竹紋十郎、

副会長/結城孫三郎(雪斎)、

同/山崎醇之輔、

同/川尻泰司

を中心に、人形劇人相互の親睦交流、活動条件の改善と社会的芸術的地位の向上をはかることを目的に設立されました。

それから今日、いまでは日本の人形劇界の第一線で活躍する人たちのほとんどが参加する現代人形劇界を代表する職能団体にまで成長しました。

協会は、現在、専門人形劇人の美術著作権、著作隣接権の委任団体として請求権の代行と分配の委任を受け、各関係団体との折渉窓口として関わっています。、また日本放送協会とは、人形劇の俳優、美術家を代表して、人形劇の出演、人形美術製作に関わる条件の改善のための交渉団体として関わり、さらには人形劇人の労災保険加入促進や共済制度など社会保障の確立のための運動をすすめてまいりました。

協会はこれまで2回にわたって人形劇の普及のために「人形劇まつり」を、92年には「人形劇見本市」を開催、また1989年、93年、97年には独自に「人形劇人の実態調査」を行いそれを報告書にをまとめ刊行してまいりました。

協会はまた、日本芸能実演家団体協議会に加盟し、福祉厚生事業の推進、芸能活動と活動条件の改善の活動に参加し、さらには音楽議員連盟振興会議、俳優団体連絡会議、芸能関連労災問題連絡会議に委員をおくりまた幹事団体として積極的に活動しています。さらには実演家の著作隣接権を守る著作隣接権センターの活動に協力し関わっています。

協会のこれからの活動は、すべての専門人形劇人の力を結集し、他の芸能実演家団体、芸能関連団体と協力して人形劇人と芸能実演家の環境改善、活動条件改善の運動をいっそう強めていかねばならないと考えています。

まだ未加入の専門人形劇人のみなさんには、ぜひ日本人形劇人協会に結集し、劇団やグループの枠や垣を越えて人形劇人であるあなた個人の意見、考え、主張を、日本の人形劇界、芸能界に反映させ、活動に参加していただきたいと願っています。

みなさまのいっそうのご支援ご協力をお願い致します。

役員および会員構成

  • 会員構成

人形を遣って表現する人形劇は、演劇の中でも特に演技と美術が密接に関係した総合芸術です。従って日本人形劇人協会では、さまざまな専門家が加入しています。また俳優、美術、演出など複数の職能をもちあわせている会員の多いのもこの協会の特色でもあります。

  • 役員(2019/5現在)

会長

設置見合わせ 

理事長

安藤ばく

常任理事 

映像担当常任 松山一義

事業担当常任 友松正人

広報担当常任 山田はるか

監査

日下 永

清水ひかる

事務局長

渡辺真知子

専門委員会の仕事

協会では、その目的達成のため下記のような専門委員会を設けてそれぞれ活動をすすめています。

 

映像委員会 (テレビ放送、CMなどの出演条件の改善、人形美術著作権、俳優の著作隣接権使用料徴収と分配の業務を管理する。)

著作権問題委員会 (著作権および著作隣接権の擁護と確立の推進。)

国際交流委員会 (海外の人形劇との情報交換ならびに世界の人形劇人との親睦交流等を進める。)

事業企画委員会 (当協会の目的推進のため具体的事業を企画。)

福祉厚生委員会 (会員の相互扶助ならびに共済制度の推進。)

会報編集委員会 (会報および人形劇界のニュースの編集と発行。)

人形劇史編纂委員会 (日本の現代人形劇の歴史とその証言を集約。)